キラリと光る企業紹介

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キラリと光る企業紹介:認証No.12 医療法人博愛会 宇部記念病院

代表者 理事長 江澤 和彦
所在地 宇部市上町一丁目4番11号
主な事業内容 医療・介護
創業年 1931年
関連リンク 医療法人博愛会 宇部記念病院

女性活躍PRポイント

  • 附設保育所
  • 病児保育の助成制度
  • 短時間正職員制度(1日6時間勤務)
  • 子育て中の職員の夜勤免除
  • 月に5日まで希望の休みを申請可能(看護部)

キラリと光る企業インタビュー

学生が女性活躍推進企業に働きやすい職場環境の取組について取材しました。

取材対応者

医療法人博愛会 宇部記念病院       

        東 由利子さん

取材者      山口大学 医学部 岩中 颯希さん
   

働く親を支えて

附設保育園の様子

 宇部記念病院のすぐ近くにある職員寮の建物の中に附設保育所があります。こちらは、病院を経営する法人「博愛会」が設置したもので、博愛会が運営する施設に勤務する職員が利用することができます。

 この附設保育所は、約40年前に設立されており、長い歴史を持っています。女性の社会進出が今ほど進んでいなかった時代に設けられたものであり、当時としては非常に先進的な取り組みでした。

 育児休業は、法律により原則として子どもが1歳になるまでに取得することが認められています。そのため、早ければ子どもが1歳を迎えるタイミングで附設保育所の利用を開始する職員もいます。利用期限は、最長で就学前まで可能です。

 また、利用の形も柔軟です。朝、子どもを保育所に預け、子どもは通園バスで保育所から幼稚園へ行き、日中は幼稚園で過ごし、そして夕方には、再び保育所に帰ってくるといった利用の仕方も可能です。

 病児保育の支え 

取材の様子

 看護職員は、女性が多くを占めており、子育て世代の方も少なくありません。普段は、保育園や幼稚園を利用していても「子どもが熱を出した」といった急な体調不良の際には、対応に苦慮することがあります。

 子どもの体調が悪化した初日は、多くの職員がしっかりと様子を見るために仕事を休みます。しかし、翌日に子どもの容態が落ち着き出勤できそうな状況であっても預け先がみつからず、やむを得ず休まざるを得ないというケースが多くありました。特に子育て世代の看護職員が多かったときは、冬場など風邪が流行しやすい時期になると、同時に複数の職員が休まざるを得ない状況が発生し、現場の看護職員への負担が一層大きくなっていました。

 こうした状況を改善するために、約10年前から「病児保育の助成制度」を導入しています。この制度は、職員が病児保育を利用した際にかかる費用を病院側が全額負担するというものです。この取り組みにより、子育て中の職員は安心して病児保育を利用できるようになり、急な休みを減らすことが可能となりました。その結果、子どもを持たない職員にとっても業務の負担が軽減されるという双方にとってメリットのある制度となっています。

子育てと両立する働き方

 宇部記念病院の基本的な勤務時間は午前8時30分から午後5時です。この時間よりも早く出勤し、その分早く退勤することもでき、また「短時間正職員」という制度を利用し、1日6時間の勤務で正職員として働くといった柔軟な働き方もできます。これは、育児や家庭の事情に合わせて働き方を調整したい職員にとって、大きな支えとなっています。

 病棟を持つ病院では、夜勤が必要となる場面も多くあります。宇部記念病院では、子育て中の看護職員に対して夜勤を免除する体制が整えられており、夜間の勤務が難しい子育て世代に配慮し、夜勤可能な職員が担うことで、チーム全体で支え合う仕組みが築かれています。

 また、看護部では、月に5日まで希望の日に休みを申請することが可能です。これにより、子どもの参観日や学校行事などに合わせて、事前に休暇を取得することができ、家庭生活との両立がしやすくなっています。

 4年前からは、訪問診療や往診などの在宅医療に力を入れており、在宅診療ステーションが新設されました。職員の活躍の場も広がり、より多様な働き方が実現しています。

在宅診療ステーション

編集後記

宇部記念病院のスタッフの方と

 宇部記念病院の附設保育所や病児保育の助成制度、勤務時間の工夫についてお話をうかがいました。約250名の職員のうち7割が女性という病院ならではの特徴があるからこそ、子育てと仕事の両立を支える取り組みが早くから実践されてきたのだと感じました。

 取材をして印象的だったのは、「制度を整えることが、子育て中の職員だけでなく、すべての職員にとって働きやすい環境づくりにつながっている」という点です。病児保育の助成制度や短時間正職員制度、夜勤の配慮など、どれもが現場の声に丁寧に耳を傾けた結果であり、職員同士が支え合う温かい職場の雰囲気が伝わってきました。

 子育てをしながら働くことが当たり前になりつつある今、こうした取り組みはますます重要になっていくと思います。制度だけでなく、それを支える人の思いやりが根付いていることが、宇部記念病院の大きな魅力なのだと感じました。   

取材者 岩中 颯希さん  

(取材日 令和7年11月22日)

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