キラリと光る企業紹介
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キラリと光る企業紹介:認証No.222 株式会社 宇部日報社
代表者 | 代表取締役社長 三浦 寛司 |
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所在地 | 宇部市寿町二丁目3-17 |
主な事業内容 | 情報通信業 |
創業年 | 1912年 |
関連リンク | 株式会社 宇部日報社 |
女性活躍PRポイント
- 時短勤務制度
- 女性社員のための研修会開催
キラリと光る企業インタビュー
学生が女性活躍推進企業に働きやすい職場環境の取組について取材しました。
取材対応者 | 総務局 柏木 智美さん |
取材者 | 山口大学 人文学部 別府 桜羽子さん |
周囲の支え
1年間の育休を取得し、今は時短勤務制度を利用しています。正規の勤務時間は、8時30分から17時30分(実働8時間)ですが、現在は、9時から16時(実働6時間)で働いています。
所属している総務局では、4名という少人数で経理や採用など幅広い業務をこなす必要があるなかで、短時間勤務のため1日にこなせる仕事量は以前より少し減ってしまっています。負担をかけている部分もあると思いますが、職場には子育てへの理解ある方が多く、いつも助けられています。
子どもが風邪をひいて急な休みが必要になったときも、男性上司が柔軟に対応してくれました。子育ての大変さに共感し、配慮してくれる社員が多く、恵まれた環境だと感じています。
取材にご対応いただいた柏木さん
さらに働きやすい職場を目指して
育児において周囲の皆さんに救われることも多々ありますが、総務局の社員として、「制度」の面から社員の皆さんがより働きやすい環境を作っていきたいと考えています。そのためにまず、仕事の属人化をなくすことが重要だと感じます。例えば、総務局のあるメンバーが、不在でも仕事が回るように、ほかのメンバーに業務内容を共有し、振り分けておくといった工夫が必要です。また、子どもの看護休暇制度拡充や、時間単位の育休制度実施などによって、女性のさらなる働きやすさにつながるのではないかと期待しています。
女性社員のための研修会
「女性社員の力を使いたい。」幹部研修で講師を務めた女性が、「女性が社員の半数を占める珍しさ」に着目したことをきっかけに、2024年4月に女性研修会という取り組みを始めました。女性はパートを含め30名弱いるものの、これまで女性だけで集まって話す機会はなく、互いの仕事もよく知りませんでした。そこで、講師の女性の「おしゃべりの中からヒントを見つける」という考えのもと、自己紹介やチームで知恵を出し合って考える課題解決クイズを通じてコミュニケーションを深めました。この研修会は2024年10月にも行われ、盛り上がりを見せました。「男性研修会」の実施も検討しています。
女性研修会の様子
編集後記
今回、柏木さんにお話を伺うなかで、改めて「周囲の理解の大切さ」に気づきました。どれだけ女性が働きやすいような体制が整っていたとしても、社員の皆さんがそうした制度の活用を「是」としていなければ社内全体に活用しにくい雰囲気が生まれ、結局、宝の持ち腐れになってしまうでしょう。
私は、制度が充実していることよりもむしろ、まずは「活用して当たり前」といった共通認識の構築こそが重要なのではないかと思いました。宇部日報社ではその認識がすでに社内全体に広まっており、魅力的な職場環境だと感じました。
取材者 別府 桜羽子さん
取材日 令和6年11月7日